2020年03月08日

今までの経験から

 

長くこの仕事に携わる中、2011年の発表会の10日くらい前に東日本大震災がありました。

その時はひどい揺れも続き、計画停電もあり、発表会は3か月先に延期となりました。

私はその時のことを今だに不思議な空間だったと思い出します。最初、私は本番寸前で緊張感高くレッスンしていた子供達がどうなるのだろうかと心配でした。

ひどい揺れの中もお母様方がお子様をスタジオに送って来ました。子供たちは緊張感の高さを落とさず、ただ黙々と踊りました。私の言葉にもしっかりと耳を傾けていました。音楽が鳴り響く中、経験した事のない特別な空間でした。

何故こんなにも皆、一生懸命なのかと不思議でたまらなかったのですが、今は分かります。発表会をやる!という事があの子達の支えになっていたという事が。ひどい揺れの中でも、お母様方がお子様をスタジオに送って来ました。お母様方は気付いていたからなのでしょうか…

外出が難しい今ですが…動くと心も体も解れます。気分も良くなります。私の送っている動画が子供達のダンスの為もありまが、家族のコミュニケーション、家の中での遊びとなり役立てればと思います。

今の時点では発表会が開けるかどうかはっきりした事は分かりません。それより今は、その力を借りて生活して行くのも悪くないかな〜と思っています。